「ゆめ花火」とは、筑波大学附属病院小児病棟で闘病している子どもたちに「夢の花火」をテーマに絵を描いていただき、
その絵を実際に花火として打ちあげる企画です。これはつくばけやきっずと筑波大学花火研究会の共同企画となります。
つくばけやきっずは、「ゆめ花火プロジェクト」と称して、子どもたちに絵を描いてもらい、花火鑑賞会を開くという活動をしています。
●ゆめ花火プロジェクトの流れ
①子どもたちに自由に絵を描いてもらう
紙芝居やパワーポイントなどを用いて趣旨を説明した後、子どもたちに「夢の花火」をテーマに絵を描いてもらいます。
(子どもが描いた"いちご"の絵)
②花火会社に依頼する
子どもたちの絵を参考に、(株)山﨑煙火製造所に花火製造を依頼します。花火師さんのご尽力で毎年素敵な花火にしていただきます。
③鑑賞会を開き、花火を鑑賞する
打ちあげの際は、絵を描いた子どもたち、入院中の子どもたちとそのご家族を招いて鑑賞会を開きます。花火を鑑賞するだけでなく、工作などのレクリエーションも行います。
※ 教室の内装 2015 年度のテーマは「宇宙」で、このように装飾しました。2016 年度のテーマは「動物園」の予定です。
【2015年度ゆめ花火に寄せられた声】
「子供達のために花火をあげてくださり、ありがとうございました。これからも続けてください」
「とにかくとにかく感動しました」
「娘にも私にも勇気を与えてくれた花火でした」
「病院生活から離れた経験は、子供にとってすごく貴重です。元気がでます」
●受賞歴
2013~2015年度の「ゆめ花火プロジェクト」はつくばアクションプロジェクト(T-ACT)承認プロジェクトとして企画し、T-ACT 2013年度下半期最優秀賞を受賞しました。また、2014年度にはつくば・地域連携推進賞 最優秀賞を受賞し、2015年度には公益財団法人「ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」の助成事業に採択され、独立行政法人国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金助成金」の交付をいただきました。
筑波大学小児病棟では、年に数回季節の催しが病棟保育士の方を中心に企画されています。私たちは、そのお手伝いをさせていただいています。夏祭り企画では装飾準備と当日の運営を、クリスマス会では、オーナメントやクリスマスカードなどを手作りしてプレゼントさせていただきました。
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「つくばけやきっず」プロジェクトのクラウドファンディング募集にあたり、
子どもたち~経営者向けのEGAKUワークショップやHarvard Business Reviewでの連載など
多方面で活躍する株式会社ホワイトシップ代表取締役社長/アートディレクターの 長谷部貴美 さん
から応援メッセージを頂きました。
株式会社ホワイトシップ代表取締役社長/アートプロデューサー
2001年アーティストと共にホワイトシップを設立。アーティストとオーディエンスの両方の立場からアートの可能性を探求するアートマネジメントを確立。
2002年に子ども向けに開発した「EGAKUプログラムhttps://egaku.co 」は、2007年よりビジネスパーソン向けおよび大手企業向けに広がり、組織変革のエンジンになっている。一方でアーティストのマネジメント、インキュベーション、スタジオ運営、展覧会企画も手がける。http://www.kunihikoyazawa.com
<応援メッセージ>
私たちホワイトシップでは、絵を描くということは「想いを描く、夢を描く、未来を描く」そういう意味として、とても豊かなことであり、未来を創り出す力になると考えています。まさにこのプロジェクトにも絵を描くことの豊かさと希望を感じます。このプロジェクトに参加する子どもたちの笑顔と、子どもの想いを形にする花火職人さん、そして当日夜空を見上げるたくさんの人たちの笑顔を想像しながら応援したいと思います。