皆さん、こんにちは。
筑波大学大学院を2010年に卒業した染谷です。
この度、滞在先のインドで意気投合致しましたNGO DISHAが企画する
イン・スクールプロジェクトに関してクラウドファンディングを募集致します。
NGO DISHAとの出会い
仕事でインドに派遣されてから1か月後のある日、お友だちのご紹介でデリーにて
NGO DISHAのショバナさん(左)、ラヴィさん(右)とお会いしました。

ショバナさんはインドが世界に誇るリーダー「ガンジー」研究の第一人者で
フィールドワークとして貧困家庭向けの教育NGO「DISHA」を運営されています。
ラヴィさんは各種財団の理事を務められている他、
日本国大使館と連携した日本とインドの国際交流団体「DISCOVER JAPAN CLUB」を
運営されています。
お二人は内閣府が主催する日本と世界の国際交流事業「世界青年の船」参加者で、
それをきっかけに大の日本フリークとなり、毎年日本の若者をインドに受入されています。

NGO DISHAが目指すこと
世界で2番目(13億人強)の人口を持つインドの識字率は75.6%(137位)。
日本人口の2倍以上、3億人強が文字を読めず・数字の計算をできず、
身の回りの本や情報に気づかず、可能性を伸ばせずに生きています。
研究の結果、この原因の1つは初等教育終了時点にあり、約半数の子が特に女児が
字を読めない状態で卒業し、このまま大人になっていることが指摘されています。

NGO DISHAではきちんとした学習が進んでいない「デリーの貧困家庭が通う4つの公立小学校」に、
教員以外のコーディネーターを派遣、アクティブラーニングの導入や教材の開発などを行う
「イン・スクールプロジェクト」をデリー教育庁、ドラブジ・タタトラスト社、テックマヒンドラ財団などの
助けを借りて7年間にわたって継続、少女たちの学習レベルを85%アップさせました。
http://dishaindiasociety.org/https://www.facebook.com/Dishaorganisation
これらの草の根活動を継続する先に、
国連が掲げる持続可能な発展目標4
(1)教育のジェンダー格差をなくすこと
(2)誰もが生涯学習のスタートラインに立てるよう包括的で自由かつ公平な教育を実現する
といった世界的課題の解決に寄与することをDISHAでは目指しています。

NGO DISHAが考える新しいプロジェクト(2017-2018)
公立学校4校で7年間行った実証実験の結果を基に
今年DISHAではデリー教育庁と共に新たに貧困地域Karol Bagh地区の公立小学校2校を選定、
合計920名の女児へのイン・スクールプロジェクト(概要下部)を企画しています。

実施に当たっては約411万円(1.73円/ルピー換算)の予算を見込んでいますが、
自助努力だけでは100万円程度しか目途が立っていない状況ですので、
もし公教育が充実し識字率99%を誇る日本の皆様の中に
インドの現状へ共感を頂ける方がいらっしゃいましたら、どうかご支援の程宜しくお願い致します。

------------------------------------------------------------------
ファンディング対象プロジェクト概要
プロジェクト期間: 2年間(2017年~2019年)
プロジェクト内容: 教員以外のコーディネーターを派遣、アクティブラーニングの導入や教材の開発などを行う
(イン・スクールプロジェクト)
期待される成果: 対象920名の女子生徒のうち
•標準III-VIで勉強している85%の女児は、減算と除算の単純な和を計算することが
できるようになります。
•80%の女の子の子供は、ヒンディー語での読み書きスキルを持ちます。
プロジェクト予算:
2年間の総予算:Rs 2,373,200 / 約411万円
自助努力で捻出する金額:Rs 583,200 / 約100万円
企業・個人からの支援が必要な金額:Rs 1,790,000 / 約311万円
― 今回のクラウドファンディングでうち40万円を募集させて頂きます。
運営組織:NGO DISHA(登記番号 S/23467, 1992年10月10日)
//担当者// ショバナ ラドハクリシュナ(CEO)
//電話番号//(O)011-25533204、41570597
(M)+91-9810078620
//Eメール// dishaindiasociety@gmail.com
//ウェブサイト// www.dishaindiasociety.org
//活動概要//DISHAは都市と農村の社会経済発展のために働く自発的組織です。
DISHAは、平和、正義、人権、教育、保健、雇用の創出、恵まれない地域社会の
発展に取り組んでいます。
DISHAは1992年に設立され、自立、尊厳、正義、エンパワーメントの活動を展開、
社会に貢献してきました。
DISHAは、2007年以来、政府小学校の初等教育とジェンダー平等の質の向上に
取り組んできました。
協力組織:世界青年の船同窓会 - インド
//担当者// ラビ・チョプラ(会長)
//Eメール// swyaaindia@gmail.com
//ウェブサイト// www.swyaa-india.in
//活動概要//
世界青年の船同窓会 - インド(SWYAA-India)は、日本の内閣府・
インドの青少年省・スポーツ省が運営する世界青年の船(SWY)プログラムに参加した
既参加青年の登録コミュニティで、国際理解と相互協力の促進、リーダーシップの育成、
異文化間の理解の促進、社会開発活動を通じて社会貢献する若者の可能性を活用することを
目的としています。
SWYAA-Indiaは、貧困児教育の質を向上させるために、開かれた学校での教育、
包括性の向上、社会化のプロセスを促進するための初等教育の質の向上を行っています。
------------------------------------------------------------------
企画者からのメッセージ
Shobhana Radhakrishna
ガンジーのビジョンと価値観を伝えるセンター 会長
インド・ウッタラーカンド州開発機構 会長
世界青年の船 インド同窓会 副会長
DISHA(農村社会開発NGO) CEO
<メッセージ>
'Helping educate poor Children will Empower them for a Bright Future!'
貧困家庭の子どもたちを助けることで、彼らは明るい未来に近づく力をもらえることでしょう。
どうかご支援の程よろしくお願い致します。
染谷 悟
2010年 筑波大学大学院を修了。在学中に19の学生組織・サークル・NPO・NGOなどに所属し、プロジェクト立ち上げを多数経験。筑波大学の学生プロジェクト支援組織 T-ACTの立上げに尽力。卒業後、総合商社に入社しイギリス・アメリカ・シンガポールなどとの国際的なプロジェクトを経験。
2014年、大学の学生・教員・卒業生のプロジェクト・事業立ち上げ支援を目的としたクラウドファンディング運営企業TFFの立ち上げに参画、COOに着任。
2016年、リーディング企業6社と提携した事業立ち上げプラットフォーム「イノベーションエコシステム3.0」を発表。大企業で働きながら活動するイントレプレナー・エンジェル投資家。現在はインドで活動中。
2016年中の設立支援企業: FirstMake、シェアトレ、Warpspace
内閣府の国際交流事業でディスカッション・コーディネーターを5年勤め、交流事業後の参加者によるプロジェクト・事業立ち上げ(事後活動)を支援。
支援プロジェクト・事業:IDYF(国際開発ユースフォーラム)、Artcoco(シンガポール・プラナカン展)、世界一周学校
<メッセージ>
この記事を見られている方は当たり前のように文字が読める方だと思います。
毎日遠くの誰か知らない方からも情報を得られ、努力次第でどんどん世界のことや知識を
学び続けられる「スタートライン」に立てている方だと思います。
一方で世の中にはまだまだ多くの世界で情報の海に触れることのできない「スタートライン」に立てていない人が
いらっしゃるのも事実です。自分がどちらの世界に生まれるのかは確率の問題。
私がもしも情報の海に触れることのできない世界に生まれていたら、情報の海を持つ方側からそこに橋をかけ、情報の海へ接する機会をつくって下さったら、
とても嬉しくなると思うので、今回この企画を立てました。
もし皆さんの中で、どの世界に生まれても、情報に触れることができ、努力次第で自分の生まれ持った能力・才能を活かせる社会になったらいいなとちょっとでも思って頂けた方がいらっしゃいましたら、ご支援ご検討頂けますと幸いです。