サイト開発参考書籍 10,000円
---------合計 106,000円
TFF手数料(全体15%) 約19,000円
-----募集金額全体 125,000円
ご支援を頂き、ありがとうございます。
はじめまして、筑波大学体育専門学群1年の木村友輔です。
小学校2年生から12年間、生まれてから2/3の時間をサッカーと向き合いながら過ごし、
現在は体育会蹴球部に所属しています。
蹴球部では活動の一環として地元小学校のサッカーチームにコーチ派遣を行っており、
私も大学1年生ながらコーチとして指導の機会を頂いています。
派遣先の小学校が決まった時のことは今でも鮮明に覚えています。
「学生コーチといっても指導者。中途半端な練習で子どもを育ててしまえば、
その子たちの未来をつぶしてしまうかもしれない」
練習メニューがうまく考えられず、私は本当に悩んでしまいました。
「他チームのコーチはどんな練習をしているのだろう?」
「この練習で効果はあるのだろうか?」
「こんな時、子どもたちにどう声掛けしてあげればいいのだろうか?」
たくさんの疑問が浮かんでは、解決されぬまま消えていきました。
私の場合は幸いにも、部活の先輩に相談できたことで、最終的には練習メニューをつくりあげることができ、
無事に最初のクラスを迎えることができました。
しかし、もし私が小学校の先生になり部活を担当することになったり、
お父さんになって子どものサッカー少年団を見ることになったとして、
そのときサッカー部の人脈がなかったら、きっと不安を解消することはできなかったと思います。
料理をつくろうとしている人たちには「この材料でこれくらいの時間でどんな料理が作れるだろう?」
と考えたとき無料ですぐに答えてくれる「クックパッド」があり、
たとえ料理人の知り合いがいなくても、youtubeで料理番組を延々と探さなくても
「クックパッド」は鮮やかに料理の道筋をつけ不安を解消してしまいます。
サッカーコーチにもクックパッドのように便利なサイトがあって、
そこで全国のコーチ同士が練習メニューを投稿・共有し、それを参考にしたりコメントしあって改善したり
できるような機能があれば、コーチの不安はいくらか解消できるのではないでしょうか?
少年サッカーのコーチをしていて気づいたことがあります。
(1)チームによって指導力にばらつきがあること
(2)週末の練習試合を組むのが結構大変だということ
です。
Jリーグの下部組織のジュニアチームなどでは、精度の高い基本技術を身に着けるための方法や
適切な休憩の取り方、ピッチ上で選手自身がプレーを考えられるようになるためのトレーニング等
最先端の練習法や指導法を取り入れて行っているところもありますが、
各都道府県の地域チームなどの中には、コーチが選手に怒鳴って動きをコントロールして、
その子自身に考えさせるような声かけができていない、というような状況が未だにありました。
こういったケースは指導者が怒るのが好きとか勉強不足といった問題ではなくて、
単に「ほかの方法を知らない」し「聞けない」状況なのではないかと思います。
教員や会社員として毎日お仕事をし、空いた時間で練習メニューや試合のアレンジをしているだけでもかなり忙しく、
他のチームの練習を勉強しようにも自分のチームの練習を置いて他のチームの様子を見たりすることができないならば、
自分が選手時代に教えてもらった方法を信じるというのは当然の流れです。
でも本当はメッシや本田圭佑、香川真司のように止めて蹴るがしっかりできて、
ピッチ上でもピッチ外でも自分で考えて判断できる選手を指導者は育てたいのではないでしょうか?
もしお互いにトレーニングメニューを共有し、参考にしたり、コメントしあえるサイトがあり
例えば家でメニューを考えるとき、電車で移動するとき、携帯でちょっと眺めてみて
進化した指導法を少しでもかじることができれば、そこから全国のトレーニング方法は
変わっていくのではないでしょうか?
ゴールデンエイジとも呼ばれるジュニア世代でどのようなサッカーに出会えたかは
選手のその後に大きく影響を与えます。そのため、日本全体でこの年代の指導力を底上げできる手を
何か打てればと思いますし、サイト構築で何か少しでも貢献できればと思っています。
実はこのサービスを、まずは自分の手で作ろうとしてみました。
Webサイト作りなど何から手をつけていいかわからないところから、必死に調べ、夏休み中にフリーサービスで作ってみました。
しかし機能や登録できる会員数などに制限があり、使い勝手もあまりよくないものとなってしまい、
「日本中のサッカーコーチが利用するサイトを構築し、サッカー界の指導レベルの底上げをしたい」
という夢を実現するのは難しいだろうと感じました。
しかし思いきって「こんなことをしたい」と文科省のアントレプレナー育成プログラムで、
話したところエンジニアの方が3名加わり、本格的にサイト構築をはじめられることとなりました。
サイトづくりにはエンジニアさんがいるだけではダメでサーバー費用がかかるし、
サイトが出来てからも、たくさんの方に使っていただくためにはプロモーション費用がかかるな、
と思っていたところ筑波フューチャーファンディング(TFF)の方と出会い、クラウドファンディング募集をさせていただくことになりました。
私ひとりの力では実現できなかった夢ですが、皆さんのお力をお借りすることで実現できるかもしれない、と感じ始めています。
筑波大学蹴球部はサッカーを日本の世の中に普及するため
「日本中の学校のグラウンドにゴールポストを立てよう」を合言葉に
体育の先生を養成・輩出してきた東京高等師範学校-東京教育大学の歴史を受け継いでいます。
偉大な先輩方のおかげで日本中で「サッカーができる」環境は整ってきておりますので
私たちはサイト制作を通じ、指導者の連携や指導の質の向上に取り組んでいきたいです。
若輩者ではございますが、私たちが始めた小さな一歩を、ぜひご支援頂けたら幸いです。
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「シェアトレ」プロジェクトのクラウドファンディング募集にあたり、
本学卒業生で在学中は筑波大学蹴球部でご活躍、大学2年生からサッカー日本代表入り、
現在はアビスパ福岡の監督を務める 井原正巳さんに「シェアトレ」代表の木村が12月23日にご挨拶へ伺い、
企画へのご賛同と写真・プロフィール掲載をご快諾いただきました。